戦時下の北海道、深名線(しんめいせん)鉄道工事、雨竜(うりゅう)ダム工事、浅芽野(あさじの)飛行場建設工事などで犠牲になった日本人、朝鮮人の遺品を展示してきた「朱鞠内・笹の墓標展示館」(旧光顕寺)が雪の重みで倒壊しました。多くの人々の支援で再生運動が進んでいます。
展示できなくなった遺品、写真パネルなどを、この機会にあなたの地元に展示して、観ていただくことになりました。強制労働によって亡くなった尊い命が長く埋もれてきました。1997年から日本、韓国、中国、台湾、アイヌの青年たちが共同で発掘し追悼しました。犠牲になった人々を思いながら、東アジアの未来に希望をつなぐ展示です。ぜひご覧にいらっしゃってください。
展示期間中のイベント
10月17日 (月)
13:00~13:30
強制労働犠牲者 追悼法要
10月22日 (土)
14:00~15:00
講演『死者の声を聞く~強制労働犠牲者の遺骨発掘~』
殿平善彦(本願寺派一乗寺住職/笹の墓標展示館再生実行委員会 共同代表)
15:00~16:00
トークリレー「過去を心に刻み、現在を体で体験し、未来を共に切り開く」
京都巡回展実行委員
10月23日 (日)
13:00~14:00
講演「東アジアの未来に希望の種を」
金英鉉(笹の墓標展示館再生実行委員会 事務局)
14:00~15:00
講演「つながり回復としての歴史実践」
外村大(東京大学大学院 総合文化研究科 教授)
10月25日 (火)
17:00~18:00
上映「So long asleep」
18:00~19:00
講演「『70年ぶりの里帰り』と平和の踏み石」
鄭炳浩(漢陽大学 名誉教授/文化人類学者)
協力:北海道大学メディア・コミュニケーション研究院東アジアメディア研究センター
※22日、23日の講演会場は3階「研修室1」になります。
※トークリレーの日程が22日に変更になりました。