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Sorachi People's History Assosiation

空知民衆史講座

1970年代、北海道では草の根の歴史発掘を目的とした「民衆史掘り起こし運動」が始まりました。北海道の特長でもある囚人・タコ部屋労働、ウィルタ・アイヌなど先住民族をはじめ、政治的抵抗者や女性、中国人や朝鮮人強制労働について記録し、功績を正当に評価、また犠牲者を追悼するなど公の歴史から見落とされがちな民衆史に光を当ててきました。

1976年深川市を中心に結成された「空知民衆史講座」もその一つで、朱鞠内の光顕寺で日本人タコ部屋労働者や朝鮮人強制動員犠牲者の位牌の存在を知ったのを機に地元住民と協力し、1980年から4年にわたって朱鞠内の共同墓地のはずれで16名の遺骨を発掘しました。また埋火葬認可証に記載された情報をもとに日本や韓国で遺族を探し出し遺骨の返還にも取り組んできました。

笹の墓標強制労働博物館の開館を機に空知民衆史講座は解散しましたが、その活動趣旨は東アジア市民ネットワークに引き継がれています。

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